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ちょっとばかり、普段のお仕事風景等を
ご紹介してみましょう。

意外にもワタクシ、あまりデザイン画というのは描きません。
お洋服のデザインをしてた時はものすごく細かく、
コーディネート状態で、かつ仕様まで書込んでいたのですが、
雑貨のお仕事をするようになってからは、
デザインは全部頭の中にイメージがあって、
それをいきなり立体にて形にして行くという手法で行っております。

まずは、パターンを取り、
革を裁断して行きます。

_DSC2944.jpg









裁断し終わった革は、写真のように穴あけの作業をして行くのですが、
これは何かというと、手縫いで製作する場合の針穴を空けているのです。
革製品は布なんかと違い、いきなり針を通しても指に穴があくだけで全く通ってくれませんので、このように先に穴を空けておくのです。

_DSC2948.jpg









全てのパーツが裁断、穴あけ完了したところです。
これだけ見てもなんのこっちゃ。という感じ?


_DSC2954.jpg









本体と内袋の両方ともにポケットがついた状態です。
後はこれをひたすらちくちくと縫って行くのです(手縫いで)

縫いの作業は、2本の針を使って行います。
1本の糸の両端に針を通し、表・裏と繰り返し針を通して行きます。
写真は一番神経を使う行程で、
バッグの口部分、本体と内袋とを縫い合わせています。
革は厚いので、本体に対し内径を控えないと寸法が余って
沿わなくなってしまいますが、針穴の数は合わせないとこれまた合わない。
普通に針穴の数を合わせると内径は絶対同じになってしまうため、
針穴の間隔を角部分のみで微調整するという作業が出てきます。
この作業が意外に神経使うのですね。
革は一回間違ったらそこで終わりですから。

download.jpg










やり直しがきかない、一発勝負な手仕事。
そこがこの仕事の怖いところでもあり、魅力でもあります。

果たして、このバッグがどのように仕上がったのか
結果は次回以降に!!
 
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プロフィール
HN:
rei
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性別:
女性
職業:
デザイナー
趣味:
デザイン、バイク、音楽、グラフィック
自己紹介:
レザークラフトがメインのデザイン工房
「DESIGN BUCKER」を主宰。
主に1点ものやオーダーデザイン等を手掛け、
世界に一つだけのレザー雑貨を世に送り出しています。

突発的にお洋服やステージ衣装のデザイン製作から、
帽子やアクセサリーを作る事も。
服飾全般の「なんでも屋さん」でもあります。
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